故人をお見送りする儀式である葬儀は、大切に執り行いたいですよね。
しかし、亡くなった後は死亡届や火葬許可申請書、葬儀業者決め、通夜や葬儀、告別式など、かなりバタバタしてしまうものです。
そのため、「もっと希望に沿った葬儀ができる業者に依頼すべきだった」と悔やむケースも多いのが現実です。
そこで今回は、希望に沿った葬儀を行う上で重要な「葬儀社の選び方」について解説していきたいと思います。
葬儀社選びが重要な理由
それではまず、いったいなぜ葬儀社選びが重要なのか、その理由を挙げていきましょう。
支払額のトラブルが多い
葬儀者に依頼する場合、当然のことながら契約金が発生しますよね。
複数の葬儀社から見積りをもらい、依頼するところを選択する人も多いといえます。
しかし、「見積書と請求書の金額に大きな差があった」というトラブルは意外と多いものです。
担当者のミスが起きやすい
サービスレベルの低い葬儀社と契約してしまうと、コミュニケーションがうまく取れず葬儀がスムーズに執り行われなかったり、葬儀社側のミスが発生したりなどトラブルが多く発生してしまいます。
葬儀後に親戚などからクレームが入ったなんていうケースも意外に多いものです。
希望に沿った葬儀を行う上で重要な葬儀社の選び方
それでは、ここからは良い葬儀社を選ぶ方法を挙げていきましょう。
故人をスムーズに送り出す意味でも、葬儀社選びはとても重要となります。
①「どのような葬儀にしたいか」をしっかりとヒアリングしてくれる
葬儀といっても、その種類は様々です。
一般葬の他にも親族やごく親しい友人などだけで行う家族葬や通夜を行わず一日で葬儀を行う一日葬、火葬場で簡易的なお焼香や読経を行い火葬を行う火葬式（直葬）などもあります。
さらにその種類の中でも故人の宗派などによっても内容が変わります。
良い葬儀社は事前にしっかりとヒアリングを行い、希望する葬儀を極力実現できるように努めてくれるはずです。
逆に悪い葬儀社の場合は、早く依頼を確定させたいという考えから打ち合わせ自体を簡易的に終わらせてしまうケースが多いです。
そのため、望むような葬儀が実現できずに親族が嫌な思いをしてしまうケースもあります。
複数の葬儀社から見積もりを取る際にしっかりと希望する葬儀をヒアリングしてくれるかどうかは、葬儀社を選ぶ上で重要なポイントであるといえるでしょう。
②見積り内容がしっかりしている
葬儀を依頼する際に、複数の葬儀社から見積りを出してもらいそこから正式に依頼する業者を選ぶケースも多いかと思います。
その際に「安さ」だけで判断するのは良くありません。
見積り内容が大まかにしか記載されておらず、請求の際に見積書には記載のない項目が多々加算されているなんてこともあります。
良い葬儀社の場合は、見積りの項目が細かく、1つ1つの項目について丁寧な説明がされます。
当然ながら質問をすればしっかりと説明してくれるため、納得感も高く、見積もりの金額と請求金額が大幅にズレるといったことも起こりにくいのです。
全国には数は少ないもののぼったくりともいえる請求をする悪徳業者も存在するため、見積りに関しては慎重に判断すべきだといえるでしょう。
③長年営業していて悪い評判がない（少ない）
葬儀をサポートする葬儀社は、「経験」が非常に重要な仕事です。
前述した通り葬儀の種類は様々で、ご家族ごとに理想の葬儀は違います。
そうした違いに柔軟に対応するには、一定以上の経験値がなければいけないわけです。
そのため、地域で10年以上営業をしていて、悪い評判がない葬儀社の場合は、ある程度安心感があると判断できます。
HPが簡素だったり、営業期間が短かったり、はたまた評判があまりよくなかったりする葬儀社の場合は、トラブルが起こる可能性もやや高くなるといえるでしょう。
まとめ
今回は、希望に沿った葬儀を行う上で重要な「葬儀社の選び方」について解説してきました。
・「どのような葬儀にしたいか」をしっかりとヒアリングしてくれる
・見積り内容がしっかりしている
・長年営業していて悪い評判がない（少ない）
葬儀社を選定する際には、以上のようなポイントを意識すると良いといえるでしょう。
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