埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。
葬儀への参加に慣れていない人は不安に感じることが多いかと思いますが、特に不安に感じるのが「お焼香」かと思います。
そこで今回は、「お焼香の順番ややり方」について解説していきたいと思います。
お焼香とは
それではまず、「お焼香」がどのようなものなのか、大まかに説明しておきましょう。
お焼香は、故人に向けて香を焚き拝む行為です。
歴史的な発祥としては、古代インドの風習である香が仏教の供養に取り入れらたと考えられています。
具体的には、香の匂いによって自身の邪気を払い身体を清め、仏への敬意とともに故人の現世での行いを称え成仏を祈る行為となります。
お焼香には「立礼焼香」と「座礼焼香」、「回し焼香」の3種類があります。
立礼焼香は、焼香台前に立ち焼香をするスタイルですが、座礼焼香は焼香台の前で正座し焼香を行います。
回し焼香に関しては、座ったままの状態でお焼香を行う箱を順番に渡しながらその場で行うスタイルとなります。
お焼香のやり方に関しては後記しますが、自身の宗派によって抹香をつまむ回数ややり方に違いがあります。
お焼香の順番
それでは、ここからはより具体的にお焼香の流れを解説していきましょう。
まずは「お焼香の流れ」です。
大まかな順番としては、「喪主→遺族・親族→会社関係者→友人」といった流れとなります。
遺族・親族に関しては、故人との関係性が深い人が祭壇の近くに座ることになり、その順番でお焼香を行うことになります。
故人の子供の場合は主に3つの考え方があります。
シンプルに「年長順」とするケースもありますし、「同性順」や「男性優先」といった考えもあります。
故人の孫に関しては、故人の子供がすべて終えてからが基本となりますが、孫が未成年者の場合は親がお焼香を終えた後に行うケースもあります。（家族単位でお焼香を行う）
こうした順番は後でトラブルになる可能性もあるため、しっかりと事前に親族間で話し合い決めておくべきだといえるでしょう。
また、夫婦のどちらが先にお焼香を行うかもトラブルに発展しやすいポイントとなるため、注意が必要です。
例えば夫の親族の葬儀の場合は、夫→妻といった順番でお焼香を行いますが、妻の親族の葬儀であれば妻→夫といった順番となります。
座席の順番のままお焼香は行われるため、着席する前に家族で座る位置を確認するようにしましょう。
会社関係者の場合には、役職順で行うと考えておけば問題ないでしょう。
お焼香のやり方
それでは、ここからは最も不安に感じることが多い「お焼香のやり方」について解説していきましょう。
焼香台前で遺族と僧侶に一礼し、数珠は左手にかけ右手で抹香をつまみます。
抹香を香炉の炭の上にくべて、合掌します。
合掌を終えたら一歩下がり遺族に一礼して席に戻ります。
お焼香の流れ自体はこのような形となりますが、前述した通りお焼香の内容は宗派によってやり方が異なるため、それぞれの宗派のやり方を挙げてみます。
※お寺のお考えにより変わる事も御座います。
真言宗
抹香を額におしいただき指をこすりながら香炉に落とす。これを3回行う。
浄土宗
抹香を額におしいただき指をこすりながら香炉に落とす。これを1～3回行う。
天台宗
抹香を額におしいただき指をこすりながら香炉に落とす。これを1もしくは3回行う。
曹洞宗
1回目のみ抹香を額におしいただき指をこすりながら香炉に落とす。
2回目はおしいただいてからこすらずにそのまま香炉に落とす。
浄土真宗・本願寺派(西)
1回のみ抹香をつまんだらおしいただかずに香炉に落とす。
浄土真宗・東本願寺派(東)
抹香をつまんだらおしいただかずに香炉に落とす。（2回行う）
臨済宗
1回目は抹香を額におしいただき指をこすりながら香炉に落とす。
2回目はおしいただかずそのまま香炉に落とす。
日蓮宗
抹香を額におしいただき指をこすりながら香炉に落とす。これを1回もしくは3回行う。
自身が無宗教の場合は故人の宗派の作法で行う
お焼香は自身の信仰する宗派のやり方で行えば良いものですが、強い信仰心のある宗派がない場合には相手側の宗派に合わせて行うと良いでしょう。
相手側の宗派が不明の時には、喪主やご遺族の作法を見て判断するようにしましょう。
また、規模が大きい葬儀の場合はあらかじめ「お焼香は1回で」といった指定が入るケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回は、「お焼香の順番ややり方」について解説してきました。
葬儀の際に悩んでしまうことが多いお焼香ですが、事前にここで挙げた内容を頭に入れておけば安心して参列できるはずです。
さかい葬祭は埼玉県八潮市を中心に様々な葬儀に対応しております。
家族経営ゆえに細やかな対応が可能となっており、費用もリーズナブルな設定としております。
葬儀をご検討の方はぜひご相談ください。