埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。

葬儀に慣れている人は少なく、近親者が亡くなった際に葬儀の段取りを進めるのはいろいろと苦労する点もあるはずです。

特に迷ってしまうのが、僧侶にお渡しする「お布施」です。

「いくら包めばいいんだろう?」

「渡す際になにかルールはあるのだろうか?」

そんな不安に駆られる人も少なくありません。

そこで今回は、「葬儀におけるお布施の相場と注意点」について解説していきたいと思います。

お布施とは

葬儀における「お布施」とは、読経や戒名授与をしてくださる僧侶に対して感謝の気持ちを表すお金のことを指します。

僧侶や寺院との関係を良好にするためにも、一定以上の金額を包むことが望ましいといえます。

「お布施はそのまま僧侶の報酬になるの?」とった疑問を抱く方もいますが、実際には故人の報酬という形ではなく、寺院を維持するための費用や活動における費用に充当されます。

お布施は「払う」という言葉は使わずに、「包む」「納める」といった言葉を使用します。

葬儀におけるお布施の相場

お布施に関しては明確な基準はなく、あくまでも気持ちを表すものであるため、「○万円以上でなければならない」と思う必要はありません。

ただし、およその相場は事前に知っておいた方が良いといえるでしょう。

一般的に葬儀のお布施は「10万円~50万円程度」といわれています。

かなり幅広いため、この相場金額だけでは実際に遺族として僧侶にいくら包めば良いのかわからないかもしれません。

それでは、葬儀の種類ごとの相場金額を挙げてみましょう。

これによってかなり包むべき金額が見えてくるはずです。

①一般葬

参列者を限定せず通夜や葬儀、告別式を行う一般葬は、50人以上の葬儀になることも多いため規模としてはかなり大きめとなります。

およそ半数近くがこの一般葬を選択していますが、規模が大きくなるため僧侶へのお布施額も高めとなります。

30万円~50万円程度と考えておくと良いといえるでしょう。

②家族葬

家族葬は2020年あたりから一気に増加してきている葬儀の形で、親族や親しい友人などある程度限定して行います。

一般葬ほど多くはありませんが、約40%ほどの人が家族葬を選んでいます。(今後さらに増加し、一般葬よりも割合が多くなる可能性は高い)

そんな家族葬は、参列人数こそ一般葬よりも少なくなるものの、通夜と葬儀、告別式と2日間行うことには変わりないため、規模としては後記する一日葬よりも大きくなります。

お布施額に関しても一般葬よりは低くなりますが、およそ25万円~40万円程度と考えておくと良いでしょう。

③一日葬

一日葬は、その名の通り一日(およそ5~6時間)で完結させる葬儀のことを指します。

一般葬よりも簡易的な流れとなるため、参列者の人数も必然的に少なめとなります。

現在は10%にも満たない割合となりますが、今後時代の変化とともにその割合は増えていくと予想されています。

規模が小さくなるため、お布施額に関してもやや少なめだと思っても良いでしょう。

相場としては、10万円~30万円程度といったところでしょうか。

直葬(火葬式)

直葬(火葬式)は、親族や親しい友人のみが参列し、通夜や葬儀、告別式を行わず火葬のみを行うスタイルとなります。

それほど割合は多くはありません。(全体の1割未満)

相場としては5万円~10万円程度といったところでしょうか。

戒名の位によって包む金額を考慮すべき

ここまで葬儀の種類ごとのお布施相場金額を挙げてきましたが、戒名の位によっては金額をプラスすべきというのが一般的な考え方となります。

居士や大姉、院信士、院信女といった戒名であれば10万円程度で、信士や信女、釋、釋尼といった戒名ならば5万円程度となりますが、院釋や院釋尼、院日信士、院日信女、院居士、院大姉といった戒名では15万円~20万円がプラスになると考えておきましょう。

まとめ

今回は、「葬儀におけるお布施の相場と注意点」について解説してきました。

葬儀において僧侶にいくらお布施を包めば良いのか悩んでしまう方も多いかと思います。

しかし、葬儀の種類によってある程度相場が決まっているため、不安になる必要はありません。

葬儀業者から紹介された寺院であるならば、ある程度お布施の金額が決まっているため(葬儀前にしっかりと伝えられることがほとんど)、それほど心配しなくても大丈夫といえるかもしれません。

埼玉県八潮市、草加市、三郷市、東京都足立区といったエリアであれば、ぜひさかい葬祭にご相談ください。

親切丁寧に対応させていただきます。