埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。
人生100年時代と言われる現代ですが、70歳を過ぎ十分な時間が経過すると「終活」の意識が芽生える方も多いものです。
資産や不動産、不用品処分など考えることは多いですが、「葬儀」についても考えるはずです。
そこで今回は、終活における「自分らしい葬儀」について解説していきたいと思います。

近年葬儀の自由度は高まっている
明治時代の初めから自分たちで葬儀を行う「自葬祭」が禁止となり、僧侶に読経してもらい故人を弔うスタイルになりましたが、その後はお通夜→翌日に葬儀・告別式・火葬を行うといった流れが一般的になりました。
しかし、現代では価値観の多様化が進み、これまで通りの一般葬だけでなく一日のみの葬儀に留める「一日葬」や親族や親しい人だけで執り行う「家族葬」、火葬のみなど簡素な葬儀に留める「直葬(火葬式)」など様々なスタイルで葬儀が行われるようになりました。
さらに故人が好きだった音楽を流したり、骨を海にまく「海洋散骨」を行ったりなど、その自由度は年々高まっています。
自身の人生の終わりを思い通りにするための「終活」がスタンダードなものとなったことで、葬儀の内容も生前に自身で決めるケースも増えています。
自分らしい葬儀を生前に決めておけるため、満足度の高い人生にできるのです。
自分らしい葬儀の形
それでは、ここからは具体的にどのような葬儀が「自分らしくあるのか」、その考え方について解説していきましょう。
①葬儀のスタイルを決める
日本では、約9割が仏式による葬儀となるわけですが、神式やキリスト教式といった方法で葬儀を行うケースもあります。
故人の宗教・宗派によって変わるわけですが、近年ではそうした宗教・宗派問わずに故人の希望を尊重する傾向にあります。
そのため、まずは一般葬にするのか家族葬にするのか、一日葬や直葬にするのかを決めましょう。
家族葬であれば親しかった人たちのみの温かい葬儀が行えますし、一般葬であればより多くの人に見送ってもらえます。
「家族に負担をかけたくない」「シンプルなお見送りで十分」といった考えがあるならば、一日葬や直葬といった選択肢も考慮すべきでしょう。
②葬儀にかかる費用を生前に積み立てておく
「自分らしい葬儀」となると、葬儀の内容を考えてしまいがちですが、「費用を親族に出してもらう葬儀」を自分らしくないと感じる方も非常に多いといえます。
そのため、葬儀にかかる費用を生前に積み立て、残された家族(遺族)への金銭的な負担をかけないという選択肢も考えておくべきでしょう。
葬儀を執り行うためにはどうしても喪主や親族などの労力が必要となりますが、金銭的な負担をかけずに葬儀が執り行えれば、それは「自分らしい葬儀」だと納得できるはずです。
③好きなものに囲まれながらのお別れをする

遺族の希望により故人の好きな音楽をかけたり趣味で使っていたものを用意したりといったこともありますが、終活として自身の葬儀を考えるならば、自身で「好きなもの」を選定し葬儀に使用するといったこともできます。
人生に大きな影響を与えたアーティストの楽曲をBGMとして使用するのも良いでしょう。
通常の楽曲ではなく、ピアノやオルゴール調の楽曲にすると、より葬儀でも違和感なく使用できるはずです。
音楽の他にも、好きな花を祭壇で飾るといったこともできますし、思い出の写真を飾ることも可能です。
そして棺に入れてほしいものも決めておくことで、より自分らしい葬儀となることでしょう。
④信頼できる葬儀社を決めておく
自分らしい葬儀がしたいと思っていても、一般的な葬儀とは異なる点も出てくるため、葬儀社によってはオプション料金となったり範囲外として断られてしまうこともあるのです。
終活はある程度時間をかけて行えるメリットがあるため、いくつかの葬儀社に相談しながら自分らしい葬儀が最も行えそうなところと契約すると良いでしょう。
さかい葬祭では、家族経営ならではのきめ細かいサポートが可能となっています。
ご相談いただければ可能な限りご希望に添った葬儀ができるようにサポートいたします。

まとめ
今回は、終活における「自分らしい葬儀」について解説してきました。
近年は価値観の多様化が進み「自分らしい葬儀」を生前に計画する方も増えてきています。
・葬儀のスタイルを決める
・葬儀にかかる費用を生前に積み立てておく
・好きなものに囲まれながらのお別れをする
・信頼できる葬儀社を決めておく
上記のようなポイントを意識することで、より自分らしい葬儀が執り行えるようになるでしょう。
終活をこれから進めようと考えている方やすでに終活を進めている方は、ぜひ葬儀についても深く考えてみてはいかがでしょうか?