埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。

人生の中でお通夜や葬儀を取り仕切った経験がない人は多く、実際に自身が主導となり進めていくとなった時そのルールやマナーに対して不安を感じるケースも少なくありません。

「お通夜や葬儀を行うタイミング」も迷ってしまうポイントの1つであるといえるでしょう。

そこで今回は、「葬儀を行うベストなタイミング」について解説していきたいと思います。

お通夜や葬儀の基本的なタイミング

お通夜に関しては故人が亡くなった翌日の夜や翌々日の夜に執り行うといったイメージがありますが、実際には厳密なルールは定められていません。

しかし、ご遺体の腐敗問題を考慮すれば、なるべく早めにお通夜を執り行うべきだといえるでしょう。

注意点としては、日本の法律上「亡くなってから24時間経過してから火葬を執り行う必要があること」です。

亡くなった当日に夜を希望する方が稀にいらっしゃいますが、これは法律(墓地、埋葬などに関する法律)に接触するため不可能となります。

葬儀に関しては、お通夜の翌日に行う流れとなりますが、実はこちらも「絶対にお通夜の翌日行わなければならない」といったルールはありません。

というよりも、自身(遺族)の感情とは別の問題によりお通夜の翌日に執り行えないケースが多いというのが現実です。

例えば、年末年始は火葬場の予約が取りにくいため、お通夜の翌日どころか数日後といったケースも珍しくありません。

その他にも、東京や大阪といった都市部では火葬場が混み合っていてなかなか予約が取れないといったケースも多いのです。

また、「親族の都合」によっても葬儀のタイミングをずらさなければならないことがあります。

親族の中で「絶対にこの人には参列してほしい」という方がいる場合、あえてお通夜の翌日ではなく違う日程で葬儀や告別式を執り行うといったこともあります。

大安や仏滅は避けるべき?

お通夜に関しては故人が亡くなってから24時間経過後速やかに執り行うべきですが、葬儀に関しては前述した火葬場の空き状況や遺族のスケジュールなどを考慮した上で決定することになります。

そこで気になるのが、大安や赤口、先勝、友引、先負、仏滅などの「六曜」の問題です。

大安は結婚式などの祝い事の際に好まれる日であるため、葬儀の日程としてはそぐわないのではと思う方もいます。

また、仏滅も「あらゆることが上手くいかない」といった意味を持つため、葬儀を行う日としてはふさわしくないようにも思えてしまいます。

結論から先に言うと、六曜は中国で生まれた思想であり、仏教とは全く関係がないため気にする必要はありません。

また、仏教だけでなくキリスト教や神道などにおいても基本的には六曜を気にする必要はないといえます。

ただし、現実的にはそうした事実を知らず六曜を気にする方が非常に多いといえます。

特に「友引き」に関しては、「友を引く(故人が友人を道連れにする)」といった意味合いとして捉えられる可能性が高く、火葬場や葬儀社が休みとなるケースも珍しくありません。

もちろん火葬場や葬儀社、僧侶のスケジュールが空いていれば葬儀を執り行っても大丈夫ですが、参列者の中には嫌悪感を示す方が出てきてしまうかもしれません。

ちなみに仏滅も「万事凶」といった意味合いがありますが、葬儀や法事などについては気にする必要がないといわれています。

大安については、「物事が上手くいく」という意味合いゆえに、葬儀に適した日であるといえるでしょう。

基本的に六曜は仏教と無関係ゆえに気にする必要はないのですが、日本人のイメージとしての影響は大きいため、考慮はすべきといえるかもしれません。

早めに葬儀社に連絡することが重要

前述した通り、お通夜や葬儀、告別式は「このタイミングで行わなければならない」といった決まりはありません。

ただしお通夜に関しては亡くなられた故人の遺体の関係上早めに執り行いたいところです。

葬儀や告別式、火葬式は、火葬場や僧侶、葬儀社の都合や親族など重要な参列者のスケジュールなどを考慮して決定する必要があります。

どちらにしても、お通夜や葬儀を全力でサポートしてくれる葬儀社にはなるべく早く連絡をするべきだといえるでしょう。

もちろん、急ぎ過ぎて評判の良くない葬儀社に依頼をしてしまうリスクは避けるべきなので、必ず評判などを確認してから依頼すべきです。

まとめ

今回は、「葬儀を行うベストなタイミング」について解説してきました。

・お通夜や葬儀、告別式などのスケジュールは厳密に決められているわけではない

・六曜は中国で生まれた思想であるため、基本的には気にする必要がない

・六曜を気にする日本人は多いため、念のため友引を避けるのが無難

実際に自身が葬儀を取り仕切る立場になったならば、上記のポイントを踏まえながら動いてみましょう。

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