埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。
故人と関係が深く葬儀に参列できない方や遺族が香典の受け取りを辞退される方は、供花(「きょうか」、もしくは「くげ」)を贈るケースがあります。
しかし、供花を贈る際にはいくつか注意しなければならない点があります。
そこで今回は、「通夜や葬儀に供花を贈る際の注意点」について解説していきたいと思います。

供花とは
それではまず、「供花」について解説しておきましょう。
供花は故人の冥福をお祈りする気持ちをお花として形にしたものです。
葬儀場を飾る意味合いもあります。
贈られた供花は、故人との関係性が深い方から順に並べられます。
冒頭で「葬儀に参列できない方や遺族が香典の受け取りを辞退される方」と書きましたが、一般的な参列者も贈ることが可能です。
贈らないよりも贈る方が良いのは当然ですが、香典をお渡しするのであれば無理に供花を贈る必要はありません。
また、親しかった友人や親族、会社関係者だけでなく、喪主が贈ることもあります。
供花は「1つ」といった数え方ではなく、「基」と表します。
これまでは「2基一対」が基本となっていましたが、近年では1基のみを贈る方法が主流となってきています。
通夜や葬儀に供花を贈る際の注意点
それでは、ここからは実際に通夜や葬儀に強化を贈る際の注意点を挙げていきましょう。
①故人との関係性を踏まえた規模の供花にする
供花の相場は1万円~3万円程度とかなり幅があります。
もちろんお花の流通量による価格変動があるので一概には決められませんが、関係性がそれほど深くないにも関わらず大きめの供花を手配してしまうと遺族が気を遣うことになってしまいます。
そのため経済的に大きめの供花を手配できるとしても、故人との関係性を考慮した規模の供花を選択するべきなのです。
②宗派によって贈ってはいけない花があることを理解する
供花はお花を贈るものですが、どんな花でも良いというわけではありません。
例えば仏式の通夜や葬儀であれば、菊や百合の他にカーネーションや胡蝶蘭といった花を使用します。(色は白を基調としさし色に淡いピンクや黄色を使用する)
また、供花のタイプとしてもフラワースタンドと籠盛りのフラワーアレンジメントどちらでもOKとなります。
しかし、神式の場合には使用する花の種類が変わります。
菊や百合は使用できますが、胡蝶蘭は使用不可となるので注意です。
その代わりに白と淡い色(ピンクや黄色)の季節の花を使用します。
神式の場合も仏式と同様にフラワースタンドと籠盛りのフラワーアレンジメントどちらでもOKです。
キリスト教では菊は使われず洋花がメインであり、洋ランやカーネーション、百合などを使用します。
そしてキリスト教の場合はフラワースタンドではなく籠盛りのフラワーアレンジメントが正解となるため、気をつけましょう。
③造花ではなく生け花を使用する
近年、祭壇などに使用するブリザーブドフラワー(造花)も多くなってきていますが、これらはあくまでも自宅で飾れるお供え用の鼻として使用するものであり、通夜や葬儀といった場では適しているとはいえません。
通夜や葬儀では②で説明したような生け花を使用した方が良いといえるでしょう。
確かに近年の造花はクオリティも高く綺麗ですが、高齢者を中心に造花での供花は不信感や嫌悪感を感じてしまう可能性があるため、避けるべきです。
④親族間でよく話し合って決める
供花は個人として贈るケースもあれば、「○○家」や「親戚一同」「孫一同」といったように連名で贈るケースもあります。
つまり、話し合いがされないまま(不十分なまま)供花を手配してしまうと、後でトラブルに発展するリスクがあるわけです。
そのため、事前にしっかりと親族間で話し合っておくべきだといえます。
供花の金額や立札の名前などを話し合い決めておくことで、トラブルを回避することが可能となります。

まとめ
今回は、「通夜や葬儀に供花を贈る際の注意点」について解説してきました。
通夜や葬儀に供花を贈ろうと考えた時、深く考えずに実行に移すのはあまり得策とはいえません。
・故人との関係性を踏まえた規模の供花にする
・宗派によって贈ってはいけない花があることを理解する
・造花ではなく生け花を使用する
・親族間でよく話し合って決める
このように、いくつかの注意点があるため、しっかりと事前に確認しておくべきだといえるでしょう。
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