埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。
葬儀に携わる立場上、大切な人を失った悲しみを目の当たりにするわけですが、葬儀中は気を張っていますしバタバタしているため悲しみの実感がわかないものですが、葬儀後に大きな悲しみや喪失感に襲われるケースが非常に多いといえます。
大切な人を失ったのですから当然と言えば当然ですが、中には長期間立ち直れない方もいます。
そこで今回は、大切な人を失った喪失感(悲しみ)から立ち直る方法について解説していきたいと思います。
深い悲しみは心身に様々な影響を及ぼす
大切は人との死別を経験すると、心身に負の影響が及んでしまいます。
食欲が極端に落ちることおありますし、睡眠障害や頭痛、めまい、疲労感といった症状が出ることもあります。
精神的にも強い孤独感に苛まれたり、虚無感、悲壮感、罪悪感、不安感などを感じたりする方もいます。
そうした負の影響により、長期間何度も涙を流してしまうこともありますし、注意力が散漫になったり思考力が低下したりといった状態に陥りやすくなります。
人によってはアルコールやギャンブルなどに依存してしまうこともあるようです。

大切な人を失った喪失感(悲しみ)から立ち直る方法
それでは、ここからは大切な人を失った喪失感(悲しみ)から立ち直る方法をいくつか挙げていきましょう。
前述したような心身への負の影響を和らげ立ち直るためには、以下の方法を試すべきだといえるでしょう。
①悲しみの感情に素直になる
大切な人との死別後、「仕事もあるし他の家族もいるし、いつまでも塞ぎ込んでいてはダメだよね」と自身を奮い立たせて普段通りの生活をしようとする人は多いものです。
しかし、自身の感情に嘘をついて過ごすのは得策とはいえません。
仕事や家族の前では立場上泣けなかったとしても、せめてひとりになったタイミングで涙を流し、悲しさを声に出して吐き出すようにしましょう。
そうすることで精神的な安定が保ちやすくなるはずです。
②仏壇やお墓、故人が大切にしていた遺品などを拠り所とする
大切な人が亡くなれば、実際に会って話すことも触れることもできなくなります。
しかし、存在がゼロになるかと言えば、そうではありません。
思い出という大切な記憶が残っていて、思い出となる遺品や場所などもあるはずです。
例えば仏壇やお墓、故人が大切にしていた遺品などを心の拠り所とすることで、悲しみの沼に落ちていくことを防ぐことが可能となります。
そうした心の拠り所では、気兼ねなく故人に話しかけましょう。
きっと孤独感や喪失感が軽減されるはずです。
③遺品整理をゆっくりと行う
遺品整理と聞くと、大切な人との思い出がなくなってしまうようなイメージがありますが、実際にはその逆で、故人との思い出の品などの大切なものを見つけられる行動となります。
亡くなってからすぐに始めてしまうと精神的な負担が大きくなってしまうため、葬儀が終わってから少し経ってから行うべきです。
無理して一気に終わらせなくても問題ありません。
時間を掛けてゆっくりと遺品整理することで、大切な思い出の遺品を残すことができますし、故人と過ごした時間を感じながら作業ができます。
遺品整理が完了する頃には、気持ちの整理もかなりできているはずです。
④グリーフケアを活用する
グリーフケアとは、死別などの悲しみに対して心身のケアやサポートを行う取り組みのことを指します。
各地域にグリーフケアを行っている団体がありますし、電話相談ができる団体もあります。
専門的な知識を持つ人に自身の感情を吐き出すことで、少しずつ悲しみを和らげることが可能となるため、「立ち直れそうもない」と感じた時の選択肢として頭に入れておくべきでしょう。
⑤悲しみを共有する
死別によって悲しみを感じている人は大抵1人ではなく、大勢いるものです。
自身と同じように深い悲しみに苛まれている人と感情を共有することができれば、「辛いのは自分だけじゃない」と感じれますし、「共にこの悲しみを乗り越えよう」と思えるようになるはずです。

まとめ
今回は、大切な人を失った喪失感(悲しみ)から立ち直る方法について解説してきました。
・悲しみの感情に素直になる
・仏壇やお墓、故人が大切にしていた遺品などを拠り所とする
・遺品整理をゆっくりと行う
・グリーフケアを活用する
・悲しみを共有する
大切な人を失うことは人生において最も大きなストレスと言っても過言ではないでしょう。
もしも「立ち直れそうにない」と感じたならば、ここで挙げた方法をぜひ実践してみましょう。
さかい葬祭は、残されたご家族を第一に考えたお葬式をお手伝いさせていただいています。
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