葬儀に必要な持ち物とは?【葬儀 持ち物】
埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。
葬儀への参列の際に手ぶらで行く人はいません。
必ず持参しなければならないものがいくつかあります。
もしも「なにを持っていけば良いのだろう?」と不安に感じたならば、ここで挙げたものを用意し持っていくようにしましょう。
今回はそんな、「葬儀に参列する際に持っていくもの」について解説していきたいと思います。
葬儀に持っていくもの
それではさっそく、葬儀への参列の際に持っていくものを挙げていきましょう。
①香典

葬儀に参列する際に最も重要となる持ち物が、「香典」です。
現代における香典とは、葬儀費用の金銭的負担を補う意味合いで包むものであり、本来は故人の霊前に供える花やお香に代わる贈与品となります。
香典の相場としては、近しい親族であれば20代が1万円程度、30代が1万~3万円程度、40代以上は3万~5万円程度となります。
遠い親戚であるならば、5,000円~3万円程度が相場となります。
会社関係者や友人、知人の場合には、3,000円~1万円程度です。
注意点としては、「新札を使わないこと」と「包む金額に4、9を避けること」です。
一般葬や家族葬における通夜と葬儀(告別式)の両方に参列する際に「両方香典を持っていくべき?」と悩む方もいますが、異本的にはどちらかで問題ありません。
例えば通夜で香典を出している場合には、葬儀の受付では記帳のみ行います。
②袱紗(ふくさ)

袱紗とは、香典を包むための布のことを指します。
ショッピングセンターやホームセンター、100円ショップ、仏具店、紳士服店などで販売しています。
葬儀への参列の際は、緑色や紺色、藍色、灰色といったものを使用しましょう。
③数珠

仏式の葬儀の場合、数珠を持参します。
数珠は「人から借りる」という行為をしてはいけないため、事前に購入(もしくは葬儀場で購入)しましょう。
種類は日蓮宗の場合は二双半~三双の法華数珠、真言宗の場合は片手数珠か、尺二~尺三の振分数珠といったように宗派によって形状や結び方に違いがあります。
片手数珠や一輪数珠といった「略式数珠」であれば、すべての宗派で利用できるため、迷ったならば略式数珠を購入しましょう。
ただし、仏式以外の葬儀(神式やキリスト式)の場合は数珠は不要となります。
神式の場合はお菓子や果物を持参し、キリスト式の場合は花を用意しましょう。
④黒い手袋

黒い手袋は、ネイルやマニキュアを付けている女性が持参すべきものです。
基本的にネイルやマニキュアは外して(落として)葬儀に参列した方が好ましいですが、何かしらの理由で外すことができない場合には、黒い手袋を付けて参列しましょう。
ただしお焼香の際には手袋は外さなければなりません。
お焼香をする直前に手袋を外しておき、お焼香が終わったらすぐに付けましょう。
⑤ハンカチ

葬儀は故人とのお別れの場となるため、涙を流すことも多いものです。
故人と関係性が深いかどうかは関係なく、当日は必ずハンカチを持参しましょう。
ハンカチは派手な色は避け、黒やグレー、紺といった落ち着いた色の生地にしましょう。
⑥黒いストッキング

女性の場合、通夜や葬儀に黒のストッキングをはいて参列しますが、ストッキングはふとした時に伝線してしまうものです。
黒地であるため伝線するとかなり目立ちます。
そのため、替えのストッキング(黒)も持参すると良いかもしれません。
身につけてはいけないもの
それでは最後に、葬儀の際に身につけてはいけないものをいくつか挙げておきましょう。
①アクセサリー
葬儀は基本的にアクセサリー類を身につけずに参列すべきです。
和装の場合は特に身につけることは避けるべきで、洋装であっても真珠のネックレスやイヤリング程度に留めておきましょう。
②ネクタイピンやカフス
男性の場合は黒のネクタイを付けて参列するかと思いますが、その際はネクタイピンやカフスを付けないようにしましょう。
もしも付けて参列してしまった際には、そっと外してポケットにしまうといった対応をしましょう。
③革製品のバッグなど
葬儀は故人を想い供養をする場であることから、殺生を連想させるものは避けなければなりません。
例えばヘビ革やワニ革といった一目で動物の革だとわかる革靴や本革のバッグなどは避けるようにしましょう。
靴はなるべくツヤのないタイプのものを選び、女性のバッグに関しても布製でツヤのないものを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、「葬儀に参列する際に持っていくもの」について解説してきました。
葬儀には様々な暗黙のルールが存在します。
深く考えずに持っていってしまうと場違いな人と判断される可能性もあるため、事前にしっかりと持っていくべきものと持っていくべきではないものを把握しておきましょう。