埼玉県八潮市を中心に安心のご葬儀をお手伝いしている「さかい葬祭」です。

葬儀のご案内が届いた際、故人と関係性が一定以上深ければ参列したいと思うのは当然のことです。

しかし、自身に乳児や幼児といった子供がいる場合、「参列することで迷惑をかけてしまうのでは?」と思い悩むケースもあるはずです。

そこで今回は、「乳児や幼児を葬儀に参列させること」について解説していきたいと思います。

葬儀に乳児や幼児を参列させるのはOKなのか

それではまず、結論から先に言っておきましょう。

お通夜や葬儀に赤ちゃんもしくは幼児(3歳~5歳程度)を連れて参列しても良いのかというと、「ケースバイケース」というのが答えとなります。

例えば故人が赤ちゃんや幼児にとって祖父母や叔父、叔母にあたる関係性であれば、参列は問題ないと考えられます。

しかし、これが親族ではない間柄では基本的には参列を控えた方が良いと判断できますし、故人に生前特別可愛がられていたなど、親族でなくても関係性が深い場合には参列しても良いと言えるかもしれません。

迷った際にはご遺族に乳児や幼児の参列が可能かどうか相談してみるのがベストな判断となるでしょう。

相談された遺族側は、授乳室やキッズスペースがあるかどうかなどを葬儀社に確認し判断してくれるはずです。

乳児や幼児と葬儀に参列する際の注意点

それでは、ここからは乳児や幼児と葬儀に参列する際に注意すべきことをいくつか挙げていきましょう。

①落ち着いたカラーの服を着せる

成人であれば、葬儀に参列する際に喪服を着るのが当然でありマナーとなりますが、乳幼児の場合は喪服を着せる必要はありません。

ただし明るめのカラーの服を着てしまうとマナー違反と判断される可能性があるため、黒や紺、グレーといった落ち着いたカラーの服を着せるようにしましょう。

幼稚園の制服などがある場合にはその制服を着せるというのも選択肢の1つとなります。

②子供を飽きさせないように「静かに遊べるおもちゃ」を用意する

お通夜や葬儀、告別式は数時間にも及ぶため、乳幼児が耐えるにはかなり難しいシチュエーションです。

大人であれば静かに対応できますが、乳幼児の場合は高確率で途中で泣き出したりぐずり始めたりするでしょう。

そのため、子供を飽きさせないような工夫は必須となります。

おもちゃを持参することで、時間を潰すことが可能となります。

ただしその際に注意しなければならないのが、「音の鳴るおもちゃなどは持っていかないこと」です。

お通夜や葬儀は故人を偲ぶ場であるため、基本的に読経やBGM以外の話し声などはありません。

そのためおもちゃを遊ぶ音が響いてしまうと、マナー違反と捉えられてしまうはずです。

親としてはそうならないように「静かに遊べるおもちゃ」に限定して持参すべきだといえるでしょう。

③途中退席しやすい席を選ぶ

前述した静かに遊べるおもちゃを用意したとしても、やはり何時間も乳幼児を静かに座らせておく(乳児なら抱っこしておく)のは難しいものです。

他の参列者に配慮する意味でも、迷惑になると判断したタイミングで一度退席すべきだといえます。

しかし、中央付近の椅子に座ってしまうと、そこから退席しようとしても他の参列者に迷惑をかけてしまいます。

そのため、着席する席は出入り口付近にしましょう。

出入り口付近であれば、ほとんどの参列者に知られることなく退席できます。

葬儀場から一度離れ子供をあやし落ち着いてから再び着席すれば、迷惑をかけることなくお通夜や葬儀に参列できるはずです。

④精進落としが準備してある場合には子供の分を含めた香典を渡す

葬儀に参列する場合、子供の名前を記帳すべきか悩む方もいますが、無理に記帳する必要はないものの、基本的には親が代わりに記帳しておくと良いかもしれません。

また、香典については精進落としが行われるケースでは子供の分を含めた額の香典を渡すようにしましょう。

ただし香典の表書きには子供の名前は書かなくても大丈夫です。

受付で渡す際に子共の分が含まれている旨をさり気なく伝えると良いでしょう。

まとめ

今回は、「乳児や幼児を葬儀に参列させること」について解説してきました。

0歳児から5歳くらいまでの乳幼児がいる場合、お通夜や葬儀の参列ができるのか悩んでしまうものです。

故人がsン族である場合には問題なく参列できますし、事前に喪主や遺族に相談し可能であれば子供連れで参列しても大丈夫だといえます。

・落ち着いたカラーの服を着せる
・子供を飽きさせないように「静かに遊べるおもちゃ」を用意する
・途中退席しやすい席を選ぶ
・精進落としが準備してある場合には子供の分を含めた香典を渡す

乳幼児と共に参列させる際には上記のことを意識するようにしましょう。

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